近年のテクノロジー進化によってインターネット上に仮想の空間を展開できるようになり『メタバース』という単語が生まれました。

『メタバース』とはインターネット上に展開された空間に他者とコミュニケーションを図ることができるものでして有名なゲームで言うところの『マインクラフト』や『ファイナルファンタジー14』などがメタバースの例として挙げられます。

そんなメタバースがなぜ今頃になってここまで注目されているかというと『ブロックチェーンの普及によりデジタルコンテンツが代替不可になった為』です。

例えば近年では複製不可能なデジタルコンテンツである『NFT(非代替性トークン)』登場しました。

近年注目されているメタバースはこのNFTという技術を使用して『メタバース上の土地』や『希少性の高いアイテム』などの価値を担保させることにより全く新しい経済形態を構築できるという点で注目されています。

今回の記事ではそんな『ブロックチェーン技術を利用したメタバース』を６選紹介していきたい思います。

日本発の”Astar Network”上で動作するメタバース

COSMIZE(コスマイズ)は日本発のパブリックチェーンである『Astar Network』上にて開発が進められているメタバースプロジェクトです。

メタバース内では『NFTの部屋』のなかで『NFTの装飾品』を飾ることができ、自分の部屋にフレンド等を招待してコミュニケーションを図ることができます。

また、自分好みのアバターを作成して大勢人が集う広間で自由なコミュニケーションを取ったりイベントに参加などして自由に盛り上がることが可能です。

【画像】実際のCOSMIZEのプレイ画面

仮想空間において人々が制限なく自己表現できる環境の創造する

COSMIZE(コスマイズ)は『仮想空間において人々が制限なく自己表現できる環境の創造』としています。

メタバース内では個人が企業と同等の活動を行うことが可能となり、より個人の影響力が増していくと考えれます。しかし、メタバースがいくら分散型のシステムの上に成り立っていようと必ずユーザは何らかの制限を受けることになるでしょう。

COSMIZE(コスマイズ)の運営からはユーザファーストのメタバース構築を実現しようとする意気込みを感じることができるため、これからの発展に期待できるでしょう。

【画像】cosmize.gitbook.io

Astar&トヨタ自動車による協賛ハッカソンの会場に使用された

2023年2月に博報堂キースリーが主催しトヨタ自動車による協賛で解散されたWeb３グローバルハッカソンのメタバース会場としてCOSMIZEが利用されました。

また、6月18日にSony Network Communicationsとの共同で行われてDEMO Dayイベントのメタバース会場にも使用されるなどの実績も既にあげており、今後の国内での発展にも期待できます。

以下はその当時のCOSMIZEのメタバース上の画像を含む”Astar, Future of Smart Contracts for Multichain”によるツイートです。

【画像】”Astar, Future of Smart Contracts for Multichain”によるツイート

NFTで自分の部屋を構築できる

COSMIZE上では『自分の部屋を自由にカスタマイズをして他人を招待』することが可能です。

つまり、メタバースという仮想空間上にプライベートの空間を作成できるということです。

ちなみにCOSMIZE上での部屋や家具などのアイテムは全てNFTでして、購入したり他社から譲り受けることによって利用可能となります。

このように自分だけの空間を構築しながらも他者を招待してコミュニケーションを楽しんだりすることができます。

差し詰めメタバース版『どうぶつの森(住宅コーディネート部分)』といったところでしょうか。

今後のCOSMIZEの開発の進捗次第では、できることの幅も広がっていきそうなので楽しみみにしておきましょう。

【画像】cosmize.io

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火星を舞台にしたメタバスース空間上で新しい経済を提供

EverDome(エバードーム)は火星を舞台にしたメタバースプロジェクトでして、他のメタバースと比較して圧倒的に美麗なグラフィックを誇るプロジェクトです。

グラフィックに関しては開発にはUnrealEngine5を利用しているため、リアルな火星を舞台に新しい生活を繰り広げることが可能です。

また、メタバース上では『NFTの土地』が割り当て当てられており過去に一部が販売され、世界の有名企業がその土地を既に購入しています。

EverDomeではか正常で『マーケット』や『広告活動』などを展開することが可能でして、新しい経済を発展させることが可能です。

【画像】Everdome

Metahero(メタヒーロー)と連携しリアルなアバターが作成可能

Everdome上ではMetahero(メタヒーロー)という開発元による別プロジェクトで生成した『アバター』を利用して生活を行うことができます。

Metaheroは16KのウルトラHDのスキャンを活用して人間をスキャンして、本人そっくりなリアルなアバターを作成するプロジェクトです。

そして作成されたアバターは『NFT』として生成されるため、世界で一つだけのアバターとして利用することができるのです。

これはメタバース上に文字通り『自分の分身』を作成することになり、メタバースそのものへの愛着を形成することに繋がりそうです。

【画像】Metahero

『土地』と『アバター』は既に購入可能

Everdome上での『土地』や『アバター』は既にマーケット上に流通しており『OpenSea』などのマーケットプレイスで購入することが可能です

土地に関しては１つのドームには約3000の区画があるとされており、１区画あたり”99.87㎡”程度であるとされています。大体30坪ほどで畳で言うと60畳ですね。

あまり広い印象は受けませんが、周辺の土地をまとめて購入することによってより広い土地を活用できるようになるでしょう。

また『Astro NFT』という宇宙服のようなNFTも既に出回っており、これがまた結構かっこいいので是非とも欲しいところです。

【画像】OpenSea

アルファテストへの参加には『NFT』の所有が条件

Everdomeはまだプロジェクトは確実に進行しており、ロケット発射イベントは既に行われていますがまだ正式なスタートはしていません。

ですが現時点ではアルファテストが実施されており『GnesisNFT』という以前行われた$ DOMEのステーキング上位者に配布されたNFTを所持している人のみ参加することがかのうです。

【画像】Everdome

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21階建て構造の高層ビル型メタバース

Bloktopia(BLOK)は21階建建ての超高層メタバースプロジェクトで、Polygonネットワーク上に構築されています。

各階層ごとには『企業のテナント』や『個人向けの土地』などが割り振れれており、商業活動やゲームなどの娯楽活動を楽しむことができます。

グラフィックに関しても大変美麗で近未来的な超高層ビルであるため大変注目されています。

【画像】Bloktopia公式サイト

4つのコンセプト『LEARN, EARN, PLAY, CREATE』

Bloktopia(BLOK)には『LEARN, EARN, PLAY, CREATE』という4つのコンセプトを掲げるメタバースプロジェクトでして、しっかりとしたビジョンのもとに開発されています。

• LEARN : 仮想通貨に関して基礎から学べる
• EARN : NFTの売買やゲームによる賞金で稼ぐ
• PLAY : ゲームなどのコンテンツを友達と遊ぶ
• CREATE:  NFTの作成をして売買

仮想通貨初心者に対して教育を受ける機会を提供し、NFTの売買やゲームなどで稼いだりできるなど『Learn to Earn(学んで稼ぐ)』と『Play to Earn(遊んで稼ぐ)』を掛け合わせたような仕組みです。

【画像】Bloktopia公式サイト

様々な企業のテナントが既にテナントを構えている

Bloktopia(BLOK)内には既に有名企業の『テナント』が展開されています。

例えば仮想通貨の王様である『Bitcoin』のテナントであったり、世界一の仮想通貨取引所のBinanceによる『Binance NFT』、仮想通貨の情報サイト『CoinMarketCap』などなど仮想通貨に手を出している人なら誰もが知っている企業がBloktopia内に進出してきています。

今後のメタバースの普及によっては仮想通貨関連企業の他にもたくさんの企業が参入してくる可能性があるので今後の見逃せないプロジェクトです。

【画像】Bloktipam公式Twitterによる投稿

メタバース上で”土地の保有”や”広告活動”が可能

Bloktopia(BLOK)では既にメタバース上の『土地』や『広告スペース』などが『NFT』として販売されており、Bloktopiaの公式サイトやOpenSeaなどのマーケットプレイスでも購入可能です。

資金に余裕がある人は今のうちに購入しておくことで、正式ローンチ後に先行者利益を得たり『広告権利の譲渡』などで利益を出すことができるかもしれませんので、チェックしておくといいかもしれません。

【画像】Bloktopia公式サイト

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ブロック型の世界観でクリエイティブ精神を刺激

The Sandbox(SAND)はブロック型の世界観で世界的に有名なMinecraftを彷彿とさせるサンドボックス型のメタバースです。

このプロジェクトでは、自ら『ボクセルアート』を作成したり、独自のゲームを作成して公開するなどの多種多様な活動ができるとてもユニークなメタバースです。

ユーザーは自らのクリエィティビティをフルに活用して自己表現をすることができると同時に収益化するできるため、クリエイターにとっては天国のようなプロジェクトではないでしょうか。

またThe Sandbox(SAND)では『冒険』や『謎解き』などのアドベンチャーゲームとしての側面持ち合わせており色々な遊び方ができるゲームです。

【画像】The Sandbox

”ボクセルアート”や”独自ゲーム開発”などで遊び方無限大

The Sandbox(SAND)が他のメタバースと一線を画すのは『メタバース内でコンテンツを自作できる』点です。

このメタバースでは無料で利用できる二つのコンテンツ作成キット『VoxEdit』と『Game Maker』が搭載されています。

これらの機能で作成した作品は自らの所有するLAND(土地)で公開が可能であり、マーケットプレイスでの売買であったり、客引きのためのコンテンツとしても活用できますので、このゲームの中だけで経済が回ってしまいます。

本当にすごいプロジェクトだと思います。

【画像】The Sandbox

大手企業が既にメタバース内の土地を所有

The Sandbox(SAND)でも他のメタバースプロジェクト同様に世界的に有名な企業がNFTのLAND(土地)を購入して所有しています。

例えばゲーム業界では”アサシンクリード”や”ウォッチドックス”などの有名なシリーズを手がける『UBIsoft』が既にThe Sandbox(SAND)内のLANDを所有しています。

他にも『Coincheck』や『Binance』などの有名な仮想通貨取引所もLANDを所有して独自のプロジェクトを開発しているそうなので大変期待できそうです。

【画像】The Sandbox

個人でも”土地の購入”や”貸し出し”が可能

LAND(土地)はもちろん個人でも購入が可能でして、不動産のように貸し出しをすることも可能です。

従ってメタバースが世の中に浸透する前に『大手企業が保有するLAND付近のLANDを所有』することで新しいビジネスを始めることができるかもしれません。

The Sandbox(SAND)の土地は国内取引所である『CoincheckNFT(コインチェックNFT)』なども販売しておりますので一度チェックしてみると良いでしょう。

【画像】CoincheckNFT

The Sandbox(SAND)を購入できる取引所

国内取引所ならCoincheck(コインチェック)がオススメ

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2021年に暴騰した『$SHIB』のメタバースプロジェクト

『SHIB：The Metaverse』は2021年に仮想通貨業界によって歴史的な暴騰を記録したトークンである『SHIBA INU (SHIB)』のメタバースプロジェクトです。

SHIBA INU (SHIB)はもともとDogecoin(DOGE)のミームコインとして作成されたトークンでして、コミュニティによる結束が大変強固であり大変な人気を誇ります。

2023年の時点においてもエコシステムの開発が進められており、今後の更なる発展も期待することができます。

【画像】shib.io

美麗なグラフィックで美しいメタバース

”SHIB：The Metaverse”は『Unreal Engine 5.1』という超美麗で今品質なゲームエンジンによって開発が進めれています。

また、開発者に向けて土地を開発するための『Plot Builder』やメタバース内で使用できるアバターを作成できる『Avatar Builder』などのツールを提供しています。

さらに『Game Builder』というメタバース内で遊ぶことができるゲームを作成できる開発ツールの提供をしており、メタバース空間内での多種多様な発展を画策しています。

【画像】Shiba Inu Ecosystem

2023年以内にメタバース空間の一部が開放予定

”SHIB：The Metaverse”は順調に開発が進められているらしく2023年中にはメタバース空間の一部を一般に解放する予定です。

ティザー映像なども既に公開されており、『Rocket Pond』というメタバース上で重要な『ハブ』として役割を果たす空間の紹介がされています。

『Unreal Engine 5.1』を使用した美麗なグラフィックによる美しい風景の一部を垣間見ることができるため、是非一度は試聴しておくことをオススメします。

【画像】Shiba Inu Ecosystem

『RYO PLAZA』を中心とした複数の大地区

”SHIB：The Metaverse”内のメタバース空間は『RYO PLAZA』を中心として周辺に8個の大地域と、2つの中規模の地域によって構成されています。

その詳細はは100,595区画の仮想土地で構成され、メタバースの開発が進むにつれて段階的にユーザーに公開されていく予定です。

最初の段階では、36,431区画の土地を公開され「成長」「防衛」「技術」「通貨」という4つのシステム区分も明らかになるようです。

その後は「Silver Fur（銀の毛皮）」、「Gold Tail（金の尻尾）」、「Platinum Paw（プラチナの肉球）」、「Diamond Teeth（ダイヤモンドの歯）」の4つの階層に分けられ、価格は0.2ETHから1ETHまでの間で販売される予定です。

【画像】map.shib.io

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サービスの運用やカジノなどの経済活動が可能

Decentraland（ディセントラランド）は2015年より開発がスタートした数あるメタバースプロジェクトの中でも最も歴史のあるプロジェクトの一つです。

Decentralandの経済圏では『$MANA』という独自トークンを利用料として、メタバース上で行われる音楽イベントやゲームなどなどイベントに参加することが可能です。

そして数あるイベントの中でも最も有名で人気なのが『カジノ』です。

Decentralandには『ICE Poker』というバーチャルカジノが存在し、メタバース上でポーカーを遊ぶことができ、プレイにはDecentralandのNFTである『ウェアラブルNFT』を購入することによって参加可能です。

【画像】decentral.games

メタバース内で様々なイベントが開催できる

Decentraland上では様々なイベントが開催することが可能です。

例えば2022年11月10日から14日にかけてDecentraland上で行われた『Metaverse Music Festival』では『björk』や『Dillon Francis』など海外の有名なアーティストを筆頭に150名ほどが出演しました。

Decentralandでは今後もこのようなイベントが開催されていく予定ですので、公式サイトや公式ツイッターなどで最新の情報を集めておくことによって、参加する機会に巡り会えるかもしれません。

【画像】wired

Coincheckが『OASIS KYOTO』を建設中

Decentraland上には国内仮想通貨取引所として有名な『コインチェック』も土地を所有しており、『OASIS KYOTO』というメタバース都市の作成を行っています。

2035年の近未来の京都をコンセプトにしており、日本の文化を世界にアピールすることが可能です。

『OASIS KYOTO』ではDecentraland名物である『音楽イベント』や『アート作品の展示』などで様々なアーティストとの交流を楽しめるようになるなど、大変今後の発展が楽しみなプロジェクトです。

【画像】oasis.coincheck.com/KYOTO

土地の所有や売買が自由にできる

Decentraland上では誰もが自由に土地を購入することができます、現在でもOpenSeaなどのマーケットプレイスにおいて『ランドセール』や『ウェアラブルアイテム』などが流通しており売買可能です。

メタバースは今後の発展も期待できる分野ですので、金銭に余裕のある人はぜひ今のうちにDecentraland上の土地を購入してみてはいかがでしょうか？

メタバース上では自分でイベントを企画してマネタイズしたり、土地の所有権を貸し代して利益を出すことも可能なので、Decentralandの将来性に期待している人にはオススメです。

【画像】OpenSea

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