【$USDT】Tether USDt(テザー):米ドル価格と連動するステーブルコイン|概要の解説 & 役割・利用方法の解説
【$USDT】Tether USDt(テザー):米ドル価格と連動するステーブルコイン|概要の解説 & 役割・利用方法の解説
通貨名 | Tether USDt |
シンボル | USDT |
取扱取引所 | 海外取引所 |
公式サイト | https://tether.to/en/ |
- Tether Limitedによるステーブルコイン
- 日本円価値に関しては『米ドル/円』の為替相場によって価格は変動する
- 日本国内で取扱はほとんどなく海外取引所での利用が主流
Tether Limitedによるステーブルコイン
Tether USDt($USDT)はアメリカの『Tether Limited』が2015年から発行している『米どるとペッグ(連動)』したステーブルコインと呼ばれる暗号資産銘柄です。
通常の暗号資産銘柄であれば需要の増減によって価格が動くのですが、Tether USDt(USDT)においては常に『ほぼ1USDT=1米ドル』という価格を常に維持し続けています。
上記のように常に価格が安定していることから暗号資産の投資家は資産の価格を守るために利用しています。
(画像)CoinMarkeCap
日本円価値に関しては『米ドル/円』の為替相場によって価格は変動する
Tether USDt($USDT)は常に『ほぼ1USDT=1米ドル』という価格を保っている、保有していれば価格変動の影響を受けないかのように思えますが、日本円を普段から扱う日本人にとってはそうではありません。
なぜならば『Tether USDt($USDT)の日本円価格は為替相場の影響を受ける』からです。
例えば2023年8月18日において米ドルに対する円の価格は『145円』ですので『1USDT=145円』という計算になりますね。
しかしその後に『米ドル/円』の為替相場に変動があり米ドルに対する円の価格が『130円』になれば『1USDT=130円』ということになりますので円に換算した時の資産が減ります。
当然と言えば当然なのですが、Tether USDt($USDT)として保有している間は為替相場の影響を受けて資産価格が上下するのは念頭に入れておくべきです。
(画像)CoinMarkeCap
日本国内で取扱はほとんどなく海外取引所での利用が主流
Tether USDt($USDT)は2023年8月時点において国内取引所での取り扱いはありません。
日本国内の規制状況は『海外取引所を利用することを想定しておらず利用する必要がない』ですし、国内取引所では日本円で問題なく取引できますからね。当然と言えば当然です。
しかし逆に海外取引所では『日本円の入金に対応していない』ためTether USDt($USDT)の利用は必須となります。
海外取引所において日本円のような役割を果たす
Tether USDt($USDT)は海外取引所において『日本円』のような使い方をします。
海外取引所で保有銘柄を『○○/USDT』の板で売却すれば『$USDT』に交換することができます。
また、海外取引所で取り扱う銘柄を購入したい場合には『$USDT』で購入することができます。
日本円に換金することなく資産価格の安定が可能
Tether USDt($USDT)は米ドル価格と連動しているため常に『ほぼ1米ドル=1USDT』の価格を維持しています。
故に海外取引所においては『日本円に換金することなく資産を保管できる』ことが可能です。仮想通貨は価格変動が激しいため資産を安全に保管するには大変重宝します。
しかしながら『円』を多用する日本人にとっては『Tether USDt($USDT)の価格が為替の影響を受ける』ことによって資産の価値が変動することを念頭においておく必要があります。
USDcoin($USDC)
USDcoin($USDC)はアメリカの暗号資産取引所『Coinbase(コインベース)』と暗号資産業界のスタートアップ企業である「Circle(サークル)」が共同でローンチした米ドル価格とペグ(連動)するステーブルコインです。
Tether USDt($USDT)に次いで二番目位に高い時価総額を誇るステーブルコインとして高い人気を誇っており、海外取引所では当たり前のように利用されています。
DAI($DAI)
DAI($DAI)はMakerプロトコルとMakerDAO分散型自律組織によって開発された米ドル価格とペグ(連動)しているステーブルコインの一種でして中央集権的な管理者存在しない分散型のステーブルコインです。
DAI($DAI)は複数担保型(Multi-Collateral)を採用しておりEthreum(イーサリアム)をはじめとした様々な銘柄を担保にDAI($DAI)を発行することが可能です。
さらに、『過剰担保』を発行者に対して求める仕組みをとり価格の安定性を保つ仕組みを導入しており価格の維持のために二重、三重の安全対策をとっていると言えます。
Binance USD($BUSD)
BinanceUSD($BUSD)は、Paxos社と『Binance(バイナンス)』によって開発された米ドル価格とペグ(連動)しているステーブルコインです。
Tether USDt($USDT)とUSDcoin($USDC)に次ぐ時価総額を誇っていますが、利用される取引所は主に『Binance』と『BNB Chan上で展開されるDEX(分散型取引所)』のみとなっているため、利用方法においては限定的です。
PayPal USD($PYUSD)
PayPal USD($PYUSD)はアメリカの大手決済会社である『PayPal(ペイパル)』が発行するステーブルコインでして、米ドル価格とペグ(連動)しています。
PayPal USD($PYUSD)はPayPalと互換性のある外部ウォレットへ送信する際や、個人間の金銭のやり取りなどのおいて利用することが可能です。
さらに特質すべき点はPayPal USD($PYUSD)はPayPal上ではドルの代わりとして利用しながら、暗号資産としての機能も利用できる利便性を兼ね備えている点です。
暗号資産がさらに人々にとって身近なものとなるきっかけとなりそうな銘柄であると言えるでしょう。
- 親会社がGMOインターネットグループであるため安心安全の運営
- 手数料が安く長期的な分散投資にオススメ
- スマートフォンアプリでは直感的に購入できる”ノーマルモード”とより高度な取引が可能な”トレーダーモード”に分かれている
- 口座解説が簡単で最短1日で口座開設が可能
A : 100%安全と言えずペグが外れる可能性もあります
Tether USDt(テザー)は米ドルとペグ(連動)しているステーブルコインの中でも一番高い時価総額を誇っており最も利用されているステーブルコインです。
しかしながらステーブルコインがいくら安定しているといっても、100%安全であるとは言えません。
Tether USDt(テザー)は米ドル価格に常に連動しているため、普段から日本円の経済圏で生活している人にとっては常に為替変動にリスクを抱えています。
つまりTether USDt(テザー)として保有していたとしても為替相場の影響によっては日本円の価値のみが下がっていってしまうのです。
また過去には『TerraClassicUSD (USTC)』というステーブルコインのペグが外れて暴落していまい多くの投資家が損失を被りました。この件に関しては『TerraClassicUSD (USTC)』のシステムに問題があったのがわかっているのですが、どんなに信用されているシステムでも脆弱性を築かれれば瓦解しかねないということ念頭においておきましょう。
A:2014年に3人の開発者らによって開発されました。
Tether USDt(テザー)は2014年に以下の3人によって開発されたとされています。
- Brock Pierce(ブロック・ピアース)
- Reeve Collins(リーヴ・コリン)
- Craig Sellers(レーグ・セラーズ)
🎅HODLiday vibes with the Tether Wonderland Ugly Christmas Sweater! This beauty is the must-have winter fashion; wear the iconic #Tether, #Bitcoin & 🍐@keet_io logos under the Christmas tree🎄
— Tether (@Tether_to) December 1, 2023
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