“ビットコインの半減期”とは、マイニング時に新規発行されるビットコインの枚数が”半分”になるイベントのことです。

ビットコインはマイナーと呼ばれる人々が、非常な複雑を行いブロックチェーン上における検証を行います。そしてその検証を成功させた人にビットコインが付与されるのです。

半減期によって新しく発行されるビットコインの量が減ることによって”インフレ”を防ぎビットコインの価格低下を防ぎながら、長期的な価格上昇を行うことができます。

今回の記事ではビットコインの半減期ではどのようなことが生じるのかを簡単にご紹介していきたいと思います。

新たに市場に出回るビットコインの量が減り希少性が増します。

半減期に起こることは記事の冒頭にもご紹介したとおり、”マイニング成功報酬時に付与されるビットコインの枚数が半減”します。

これにより市場に新たに流通し始めるビットコインの量が減るため、ビットコインのマイニングを生業としている人からの売りの圧力が低下して価格が安定します。

さらに、新しく手に入るビットコインの枚数が低下することも意味するため、希少性が高まると言われています。

ビットコインはこれまで半減期が訪れるたびに価格を上昇させてきました。

これは予想名の域を出ないのですが、半減期が訪れることによりビットコインの価格が急激に上昇すると言われています。

現に過去の半減期イベントの際には、半減期前から徐々に強気相場となり、半減期の後は一旦価格が落ち着きながらも翌年に過去最高値を記録しています。

次の半減期はいつ？

ビットコインはこれまで3回の半減期を経験しておりますが、次の半減期は2024年3月〜4月ごろに訪れるとされています。

2024年1月の現在のビットコインの価格推移は徐々に上昇しており、強気相場を掲載しつつあります。この後の展開が来年と同様の動きをするかは未知数ですが要注目です。

以下の画像はビットコインの半減期のカウントダウンを行なっている”Bitcoinsensus”というサイトのスクリーンショットです。

次の半減期が何日なのかを正確に把握したい人はチェックしておくと良いでしょう。

(画像)https://www.bitcoinsensus.com/ja/%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%8D%8A%E6%B8%9B%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3/

これまでの半減期前後の価格上昇が今後も起こる確証はない

ビットコインの半減期に関してよくある誤解の一つが『半減期が来ることによってビットコインの価格が必ず上昇する』という点です。

過去のデータに基づくと、多くの人々は半減期が常にビットコインの価格を上昇させると考えがちな傾向にあります。

半減期はビットコインの新規発行枚数が半減されるイベントにすぎず、いわばビットコインの希少性の上昇に多くの人々が投資した結果価格が上昇したということを認識しておくべきです。

2024年の半減期に関しては1月の時点で価格の上昇が生じているため今回も期待をすることができますが、”半減期だから投資をする”というのは安易な判断であると言えるでしょう。​

半減期が来たからといって即座に価格上昇が生じているわけではありません。

ビットコインの半減期前後は大きな価格変動が起きる傾向がありますが、半減期直後に価格上昇をするとは必ずしも言い切れません。

2020年の3回目の半減期の際には、これまでと比較して大きな価格上昇は訪れませんでした。

その後1年ほどかけて2021年の11月にビットコインは過去最高値を更新しました。

従って、半減期が到来したからといって多額の資金を注ぎ込むことはオススメできません。その都度その都度で市場の動向を見ながら資金を投入するタイミングを見極めるようにしましょう。