Internet Computer(ICP)とは?分散型のWeb3自体のクラウドサービス|将来性&購入方法の紹介
Internet Computer(ICP)とは?分散型のWeb3自体のクラウドサービス|将来性&購入方法の紹介
プロジェクト名 | Internet Computer |
トークン名 | ICP |
取扱取引所 | BinanceGlobal, Bybit, Coinbase etc. |
公式サイト | https://internetcomputer.org/ |
Internet Computer(ICP)は、DFINITY財団が開発した革新的なブロックチェーンプラットフォームで、2016年に構築が開始され、2021年に正式ローンチされました。
分散型コンピューティングと高度な暗号化を組み合わせることで、既存のインターネットの限界を超える新しい体験を提供します。
ICPは、高速なトランザクション処理、スケーラブルなストレージソリューション、そして強力なセキュリティ特性を持ち、Web3.0の開発に革命をもたらすことを目指しています。
- ブロックチェーン版のクラウドサービス
- キャニスター:独自のスマートコントラクト
- 公式ウォレット:NNS(Network Nervous System)
- 独自のプログラミング言語「Motoko」を採用
- 「ICP」はInternet Computerのネイティブトークン
ブロックチェーン版のクラウドサービス
Internet Computerはスイスを拠点とするDFINITY財団によって2021年5月にリリースされた分散型アプリケーション(dApps)向けに設計された高いスケーラビリティを持つブロックチェーンです。
このプロジェクトは、ブロックチェーン上で展開するクラウドサービスを構築することを目的としており、スケーラビリティを犠牲にすることなくパフォーマンスを維持する能力が注目されています。
また従来のクラウドサービスではAmazonによる”アマゾンウェブサービス(AWS)”やGoogleの「Google Cloud」、マイクロソフトの「Azure」のような中央集権型のクラウドサービス等を利用する必要がありましたが、Internet Computerを利用することで分散化されたプラットフォームを利用することができるようになります。
(画像)https://internetcomputer.org/
キャニスター:独自のスマートコントラクト
Internet Computerでは、”キャニスター”という形式のスマートコントラクトを採用しており、低コストかつ高速であり、”スケーラビリティ問題”の解決を図っています。
スマートコントラクトといえば”Ethereum”が頭をよぎると思われますが、Internet Computerとは少し異なります。以下のような点です。
- 汎用性が高く利用しやすい
- 迅速にトランザクションが処理できる
- ユーザーがガス代を支払わなくてもよい
等があり、Internet Computer関連のサービスを利用する際に暗号資産の保有を問わないため、幅払い層のユーザーが利用できるのです。
また、Internet Computerでは、ウェブサイトやインターネットサービスなどのコードをICPのネットワーク上にアップロードするだけで、簡単に分散化サービスが構築されるため従来のシステムに変わる新しい仕組みであると期待されています。
(画像)https://dashboard.internetcomputer.org/canisters
公式ウォレット:NNS(Network Nervous System)
Internet ComputerにはNNS(Network Nervous System)と呼ばれるウォレットアプリが存在します。
このウォレットアプリはDFINITY財団によって開発されており、ICPトークンを安全に保管・運用することができます。
ウォレットアプリというと安全性に関して懐疑的な意見が度々発生しますが「Internet Identity(インターネットアイデンティティ)」を利用しているため安全性は高いと考えらます。
NNSでは従来のユーザーIDやパスワードによる認証方法とは異なる『デバイスとそれに紐づけられた生体認証』にによって認証を行うため、端末単位でアカウント認証を行うこととなります。
また、NNSには”リカバリーフレーズ”機能があるため、万が一ログインすることができなくなってしまった場合においても、フレーズさえあればウォレットに再度接続することができます。
(画像)https://nns.ic0.app/
独自のプログラミング言語「Motoko」を採用
Internet Computerでは独自のプログラミング言語である「Motoko」を採用しています。
この言語はICP上で分散型アプリケーション(dApps)やスマートコントラクトを構築するために使用され、直感的にコードを書くことができるため、開発者が効率的にコーディングできるように設計されており効率的な開発が行えるように設計されています。
分散型アプリケーションの開発が容易になることは、これからの市場において大きなアドバンテージとなるでしょう。
(画像)https://internetcomputer.org/docs/current/motoko/main/motoko
「ICP」はInternet Computerのネイティブトークン
Internet Computerはトークンとして「ICP」が利用され、スマートコントラクトを稼働させる燃料としての役割を持ちます。
正確にはトークンがガス代として消費される際には「サイクル」という独自のトークンに変換され消費します。
ユーザーや開発者がサイクルを入手するためにはICPトークンを消費することとなるため、結果的には供給量は減ります(インフレ防止)。
またICPはガバナンストークンとしての役割を担っており、ICPを保有しロックすることによってネットワークの運営や管理に参加することができます。
(画像)https://internetcomputer.org/icp-tokens
GAFAを脅かす存在になる可能性
Internet ComputerはDFINITY財団が開発する「ブロックチェーン技術を利用したクラウドサービス」であり、現状のWeb2.0環境における「AWS」や「Google Cloud」 というのGAFAを脅かす存在になることが期待されています。
従来ではAmazonやGoogleが管理するサーバ上にアプリケーションを開発して運用する仕組みであったため、多くのプロジェクトが大企業に依存する必要があたのですが、ブロックチェーン技術を利用することによってより開発環境がより自由になることが期待できるでしょう。
また、今後も『GAFAを脅かす存在』として今後世間に知れ渡る事になれば、多くの投資家による資金提供が行われる可能性があるためトークン価格の将来性も十分に見込めるでしょう。
ビットコインネットワークとの統合が発表
Internet Computerは2022年12月6日にメインネットとビットコインのネットワークを統合したことを発表しました。
この統合により、ICP上のスマートコントラクトがネイティブのビットコインを利用することが可能となり、レイヤー2として機能することができるようになりました。
ネイティブのビットコインに対応することでハッキングリスクが高い「トークンブリッジ」をする必要性がなくなり高いセキュリティを保つことができます。
ブロックチェーンのみならずインターネット上ではセキュリティ性能が大変重要視されているため多くの人からの好印象を得るでしょう。
クラウドサービスそのものの需要拡大
今後のクラウドサービス全体の需要の増加もまたInternet Computer(ICP)の追い風になる可能性があります。
近年インターネットの通信技術は目まぐるしい発展を遂げており「5G」などの高速通信を誰でも手軽に利用できるようにインターネットサービスの需要を増加させました。
また直近では日本国内にも『Starrink(スターリンク)』という衛星通信サービスも展開されており、『空が見えればどこでもインターネットにつながる時代』が訪れました。
つまりインターネットはこれから先にさらに自由に利用できるものとなっていくのです。
これにより、安定したインターネットを常時利用できるような環境が構築され、クラウドサービスそのものの需要が高まることでしょう。
Internet Computer(ICP)は2023年7月現在国内取引所での取り扱いはありません。従って海外取引所で購入する必要があります。
個人的にオススメしている手順は国内取引所で『$XRP』を購入して、海外取引所に送金してInternet Computer(ICP)を購入する方法です。
大手取引所での取り扱いが多いため安心して取引できるでしょう。
- 日本国内の暗号資産取引所にアクセスする
- 必要事項を入力して口座解説を完了する
Internet Computer(ICP)を購入するためには海外の取引所に何かしらの暗号資産を送金する必要があるため、まずは送金用の暗号資産銘柄をひとまず購入します。
日本円を暗号資産取引所に入金したのち送金用の銘柄を購入しましょう。
日本屋内取引所で購入する送金する銘柄としては”手数料の安さ”と”送金スピード”の点で優れている『$XRP』がオススメです。
- 取引所に日本円を送金する
- 国内取引所で『$XRP』を購入する
XRPの購入が完了したら、続いては海外取引所に送金します。
海外取引所での口座開設がまだの方は、このタイミングで講座開設が必要となりますのでサクッと作成してしまいましょう。
筆者のオススメの海外取引所は『Bybit(バイビット)』という取引所でして、日本人向けのサポートが充実しているため初心者の人でも比較的安心して利用することができます。
- 海外取引所で口座開設をする
- 海外取引所にXRPを送金する
国内取引所で$XRPを購入したら海外取引所に送金します。
海外取引所で$XRPの受け取り画面を表示させて『入金アドレス』と『宛先メモ(Memo)』をコピーします(もし宛先メモの欄がない場合は入力不要です)。
続いて国内取引所の『$XRP送金』のページを開きコピーした『入金アドレス』と『宛先メモ(Memo)』をペーストします。
入力した内容に間違いがないことを確認できたら海外取引所宛に送金を行いましょう。
- 海外取引所で$XRPのアドレスを生成する(初めての場合)
- 海外取引所の$XRPの受け取り画面で『入金アドレス』と『宛先メモ(MEMO)』をコピー
- 国内取引所の入金画面で『XRPネットワーク』を選択
- 海外取引所でコピーした『入金アドレス』と『宛先メモ』を国内取引所の送金画面でペースト
- 入力したアドレス宛に送金する
海外取引所へ無事に送金が完了したら一度、送金用銘柄を”売却”する必要があります。
例えば『XRP(エックスアールピー)』を利用している際には『XRP/USDT』の取引画面で『XRP』を売却して『USDT』を入手します。
ちなみに『USDT』というのは、海外取引所版の『日本円』のような扱いで、この銘柄を利用することで様々な銘柄を購入することができます。
Internet Computer(ICP)もUSDTで購入するとができます。
USDTを入手したらこれで『Internet Computer(ICP)』を購入する準備が完全に整いました。
『ICP/USDT』の取引画面を開いて購入するだけです。
購入方法に関しては、XRPの売却方法とほぼ同じ操作方法で行うことができますので、ここまでの手順が完了していれば問題なく実行できるでしょう。
購入が完了したら、そのまま海外取引所内の口座保管しても良いですしウォレットで保管して頂いても構いません。
自分のお好みの方法で保管するようにしましょう。
将来性は十分にあると考えられます。
Internet Computerは分散型クラウドサービスとして2024年現在も注目されているプロジェクトの一つであり、今後GAFAなどの巨大企業を脅かす存在として期待されています。
また、Starrinkという衛星通信サービスが世界各国で提供されれば今後のインターネットの利便性が向上しよりクラウドサービスの需要が増していくこと期待することができます。
詐欺である可能性は低いですが、暗号資産銘柄は慎重に投資する必要があります。
Internet Computer(ICP)はDFINITY財団という実態を持った機関によって開発された暗号資産であり、プロジェクト開発も2024年現在に至るまでしっかりと実行している点からして詐欺である可能性は低く投資先としては安全であると考えられます。
ですが暗号資産はまだ新しいテクノロジーであるため、今後市場全体を脅かす脆弱性が発見される可能性は十分にあります。
さらに暗号資産銘柄は価格変動が激しいため、その銘柄にとって悪いニュースが少しでも流れれば価格が大きく下げる可能性もあります。
従って暗号資産投資をする際には最新の情報を十分に追いながら、投資判断を判断する必要があると言えるでしょう。
DFINITY財団によって開発されています。
Internet Computer(ICP)はIスイスを拠点とするDFINITY財団によって開発され2016年に、開発者Dominic Williams氏によって構築されました。
プロジェクト自体はDAO(分散型自立組織)によって方向性が定められているため、非中央集権的なプロジェクトであると言えます。
2 years from ICP's groundbreaking beginnings to its global impact, get ready to be inspired by the resilience, innovation, and endless possibilities on the #WorldComputer ♾
— DFINITY (@dfinity) May 10, 2023
The time for the #InternetComputer is now 🚀@dominic_w walks us through the ICP adventure👇 https://t.co/4pBEtGe4ol