Web3
PR

【暗号資産】”ラップドトークン”とは? : “WBTC”や”WETH”等の特殊な暗号資産についての解説

凹シズ
※当サイトにおいてお客様に提供されるニュース、データ及びその他の情報は、一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、暗号資産(仮想通貨)取引の推奨やアドバイス、勧誘を目的としたものではありません。 暗号資産取引に関する意思決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。 なお、当サイトの記事作成基準・フローに関してはコンテンツポリシーをご参考ください。また、ページには広告・記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

【暗号資産】”ラップドトークン”とは? : “WBTC”や”WETH”等の特殊な暗号資産についての解説

特殊な暗号資産の紹介

ラップドトークン”とは?

ラップドトークン”とは?

“ラップドトークン”とはいったい何なのか?

ラップドトークン(Wrapped Token)の概要

とある暗号資産を別のブロックチェーン上で使えるようにするもの

ラップドトークン(wrapped token)とは、Bitcoin(BTC)等の暗号資産を”本来の価値を保ったまま”ERC-20等の別のブロックチェーン規格上で利用するためのトークンです。

有名なものでは『Wrapped Bitocoin(wBTC)』というものが存在し、これは本来は”ビットコインのチェーン”であるBitcoin(BTC)をERC-20のネットワークで取り扱えるようにしたものでして、『別名:ERC-20版Bitcoin』とも呼ばれています。

本来はBitcoin(ビットコイン)をはじめとした暗号資産は独自のブロックチェーン上でしか利用できないのですが、ラップドトークンとして利用することによって、別のブロックチェーン上でも本来の価値を保ったまま利用する事ができます。

Bitcoinの場合『BTC:wBTC = 1:1』で交換可能

ラップドトークン(wrapped token)はオリジナルの暗号資産と同等の価値を有していますが、正確には全く同じものであるとは言えません。

例えば『wBTC』のようなBitcoinのラップドトークンは、『BTC→wBTC』という交換を行う際に、オリジナルである『BTC』を預け入れることによって『預け入れたBTCと同等の価値をもつwBTCを代わりに与える』という仕組みで交換されます。

また、『wBTC→BTC』に再度交換する場合にも同じような仕組みで交換がおこわれます。

この仕組みにより、常にBTCとwBTCは『1:1』の価値、つまりは同等の価値をもつトークンとして利用する事ができるのです。

特殊な暗号資産の紹介

代表的な『ラップドトークン』の紹介

代表的な『ラップドトークン』の紹介

Wrapped Bitcoin(ラップド・ビットコイン)

ERC-20上で利用できるBitcoin(ビットコイン)

Wrapped Bitcoin(ラップドビットコイン)は既に紹介している通り『ERC-20』というEthrerum上で公開されてトークン企画の一つに適応したトークンです。

Ethererumチェーン上では数多くの『DApps(分散型アプリケーション)』が構築されており、さまざまなサービスを利用する事ができます。

Bitcoinのような別のブロックチェーン上に存在する通貨は、Ethereumチェーンとは互換性を持たずEthereumチェーン上のDAppsを利用することはできないのですが、ラップドトークンにしERC-20企画と互換性を持たせることで利用できるようにします。

Wrapped Bitcoin(ラップドビットコイン)は2023年現在においては『Coincheck(コインチェック)』で購入する事が可能でして比較的簡単に入手する事が可能ですので興味がある人は一度チェックしてみると良いでしょう。

代表的な『ラップドトークン』の紹介

Wrapped Ethereum(ラップド・イーサリアム)

Wrapped Ethereum(ラップド・イーサリアム)

さまざまなDAppsでEthrerum(ETH)を利用できるようにするためのトークン

Wrapped Ethereum(ラップド・イーサリアム)は2023年10月時点において暗号資産の時価総額2位を誇るあEthererum(イーサリアム)のラップドトークンです。

Etherermは通常Ethereruチェーン上で構築されたアプリケーションを利用する際の『ガス代(手数料)として利用する事ができます。

それならば、『Wrapped Ethereumなんて必要なくね?』と考える方もいらっしゃると思いますが実はそうでは無いのです。

EthererumはERC-20規格ではない

まずEthererumチェーンで生成されたトークンはほぼ全て『ERC-20』に準拠しております。

それ故にDAppsの開発者はERC-20トークンの利用したアプリケーションを開発しますので、Ethererumチェーン上ではERC-20に最適化されたDAppsばかりが出来上がります。

しかし、『Ethereum』はERC-20という規格が登場する前から存在する通貨であるため、当然『ERC-20には未対応』であり、DApps内では利用できない事があります。

そこで『EthererumをラップしてERC-20に対応させよう!』という目的のものと『Wrapped Ethereum』というERC-20に準拠したトークンが登場したのです。

これにより、ユーザーはEthererumが持つ価値を保有したままDAppsを利用できるようになったのです。

ただ、2023年現在において『EthereumがERC-20企画への対応』を進めているという情報もありますので、もし対応が完了した際にはWrapped Ethereumは利用されなくなるかもしれません。

終わりに

終わりに

終わりに

今後ラップドトークンは普及するのか?

ラップドトークン(wrapped token)は2023年現在においては、とても多くのDApps等で利用されており、大変需要の高いトークンであると考えられます。

しかし、今後の展開次第ではラップドトークンは廃れてしまう可能性があります。

Wrapped Ethereum(ラップド・イーサリアム)の説明の最後に軽く触れた通り、現在Etererumが『ERC-20への対応』を進めていると言われています。

もしこれが実現すれば、ユーザーは一々Ethereumをラップドトークン化する必要性がなくなるわけですから当然利用頻度が低くなってしまうので利用者は大幅に減少するでしょう。

ですが、Wrapped Bitcoin(ラップドビットコイン)のようなトークンであれば現状ERC-20への対応は予定されていないため、ラップドトークンは残り続けると考えられます。

しかしまぁ、ユーザーの視点からすると『ラップドトークンはサービスさえ利用できればあってもなくてもいいモノ』ですので、特に気にする必要はないのかもしれません。

最新記事

TOPIC

ABOUT ME
凹シズ
凹シズ
暗号資産に興味を持ち”NFTの作成”からWeb3の業界に参加。現在ではWeb3ブログを立ち上げ活動中
記事URLをコピーしました