”Web3.0”の基礎知識|NFTやメタバースとは?ブロックチェーン技術が可能にした次世代のインターネットとは?
Web3.0”の基礎知識|NFTやメタバースとは?ブロックチェーン技術が可能にした次世代のインターネットとは?
Web3とは一体なに?
Web3とは”分散型ネットワーク”と”ブロックチェーン”技術を活用する次世代のインターネットです。
現在、世の中で多くの人が利用してるインターネットのサービスは、Web2と呼ばれるものでして大企業によって提供・管理されているサービスを中心に展開されています。
- Web1: テキスト主体ので一方的なインターネット
- Web2: 相互通信が可能となりSNSのようなサービスが誕生
- Web3: 特定の管理者が不要となりより自由なインターネットが誕生
現在世の中で普及している”Web2.0”と呼ばれているものはGAFAM(Google・Amazon・Meta・Apple・Microsoft)などが中心となっているネットワークでして、世の中に浸透しているサービスの元を辿っていくとおおよそがこの5つの大企業にたどり着きます。
つまり、世の中がGAFAMを中心に回っているということですね。これを中央集権的ネットーワークと言います。
Web3.0では上記のような中央集権的なネットワークとは異なり”非中央集権ネットワーク”のこと、つまり特定の企業に依存しないネットワークを構築するものです。
この新しいネットワークの仕組みは近年登場した”ブロックチェーン”や”分散型システム”などによって構築されており、”データの改ざん”や”システム全体の保護”などがより強固なものになると期待されています。
分散型ネットワーク
分散型ネットワークとは、中央集権的な管理者やサーバーに依存せず、ネットワーク参加者のコンピューターが直接相互に通信することで成り立つシステムです。
このアプローチは、セキュリティ、透明性、および耐障害性を高めるためにWeb3の分野で採用されています。
- 非中央集権性: ネットワークは参加者たち自身によって構成されるため、企業のような管理者が存在しない非中央集権性の高いネットワークです。
- 耐障害性: ネットワークが分散されているため、ネットワークの一文がダウンしたとしてもそのほかの部分でネットワークを維持することが可能です。
- 改ざんの困難性: データがネットワーク全体に分散されているため、データの改竄への耐性がとても高くセキュリティが向上します。
ネットワークへの参加者が『P2P(ピアツーピア)』で繋がっており直接相互に通信することによって成り立ちます。
特定の企業等に管理さればい環境でネットワークを運用することができるため、従来よりもより自由なインターネットを実現することができるでしょう。
ブロックチェーン
ブロックチェーンとは2008年に”サトシ・ナカモト”と名乗る人物によって発明されたシステムです。
仕組みとしては、情報をブロックに収納して鎖状にして複数連結させて保管していくものでして、一つのブロックには”暗号化された情報”と”前後のブロックの情報”の二つが主に鎖状に保管されています。
よって、全ての情報を改竄しようとすると天文学的な数字のブロックを改竄しなくてはならないので”強固なデータの保護”が可能となります。
- 暗号化技術:”公開暗号技術”という”データの暗号化”と電子著名機能”を用いて情報の発信源を担保するシステムを用いて取引の安全性を保つことが可能。
- スマートコントラクト:『自動的に実行される契約』という意味でして、ある特定の条件を満たしたときに自動的に契約が実行される。
- コンセサンスアルゴリズム:ブロックチェーン上で不正や改竄が起こりにくくするためのアルゴリズムで、日本語では『合意方法』
- P2Pネットワーク:サーバーを通さずに不特定多数の端末どうしてデータを共有することができる通信技術
ブロックチェーンは既存の暗号資産のほぼ全ての銘柄の基礎となる技術であり、暗号資産をについてお話しする上で切り離せないほど重要なものです。
Web3への移行で起きる変化
”Web3.0”が分散型ネットワークだとか、ブロックチェーンだとか言われても正直Web3.0が浸透した未来は全く想像できないと思います。
なので、さらに詳しい説明をする前にざっくりと従来のインターネットとWeb3.0の違いを解説していきたいと思います。
- 中央集権体制によるサービスの独占の解放(主導権は常に企業が持つ)
- 企業が提供する広告による情報コストの低下(広告削減が選択可能)
- 大企業による個人情報の収集及び管理からの解放(情報の個人管理)
- 金融プラットフォームが自由になる(DeFiの普及)
- デジタルコンテンツの非代替性が証明可能に(NFTなどの普及)
- セキュリティの向上(ブロックチェーン技術による)
中央集権体制によるサービスの独占の解放
現在のインターネットはGAFAMによる中央集権体制によって成り立っています。
ネットで検索ををしようとすればGoogle通さないといけませんし、インタネットで買い物をしようとすれば大抵はAmazonにアクセスすることになります。
企業の活動においても開発者がiPhone向けのアプリを開発し販売しようとするにはAppleが指定するストアからしか販売できませんし、アプリの売上からは手数料が徴収されます。
そして、インターネット上での私たちの行動は全て情報としてストックされされて続けていきながら、新しいビジネスを展開していきます。
ですが、Web3.0にインターネットが移行することによってこのような中央集権体制からは解放されると考えれています。
Web3.0では”特定の管理者を持たないサービス”が提供されます。
例えば、DAO(分散型自律組織)のような”特定の管理者を持たないブロックチェーン上のアプリケーション”やDeFiといった”銀行を介さない金融システム”などです。
もちろん全てサービスが日中央集権体制になるわけではなく、ユーザ自身がどのサービスを選ぶのかを自由に選択できるようになると予想されます。
一つの企業が情報を管理するのではなく、みんなで分散して情報を管理しようとするのがWeb3の理念だよ!!
企業が提供する広告による情報コストの低下
Web3.0では企業による広告から解放され、私たちが支払っている情報コストが低下するでしょう。
インターネットを扱うと必ず”広告”を目にすることになります。例を挙げるならばYouTubeですが、YouTubeで動画を視聴する際には通常必ず”広告”が表示されます。
この際に私たちは”目的の動画(情報)”を得るために”自分の時間(広告時間)”を代価と支払っています。時間は私たちに財産以外何者でもないため情報コストがかかっていると言えます。
そして、時間を支払いたくなければ”有料プラン”に加入して金銭的コストを支払って広告を非表示にすることになるのです。
しかし、Web3.0になり非中央集権体制という選択肢が増えることによって広告の表示か椅子は減少して情報コストが低下し、潜在的な搾取がなくなることが期待できます。
また、現在のインターネット上の広告の一部はインターネット上のユーザーの行動を取得しそれに基づいた広告を提供しているとされているため、個人情報についての不安を覚えますがこれに対する対策としてもWeb3が利用できるとされています。
広告がなくなることは決してないのですが、適切な範疇での表示に抑えれると考えれます。
さらに、不当にユーザーから搾取した情報に基づいた広告もなくなるので安心してインターネットを利用することができるようになるでしょう。
大企業による個人情報の収集及び管理からの解放
Web3.0が普及するに伴って”個人情報は個人で管理する時代”が訪れます。
Web1のインターネット環境では”サービスごとにアカウントを作成”してサービスを利用しますが、その際に『氏名』や『住所』などの個人情報をいちいち登録する必要があります。
Web2の環境では少し進化して”Apple IDでログイン”や”Googleでログイン”などのように勘略されるようになってきていますね。
上記のような個人情報はアカウント作成時に企業側によって保管されて管理されるようになります。つまり複数の企業に自分の個人情報を預けることになるわけですね。
このように不特定多数の企業に個人情報を預けている状態では”企業側のミス”などによって個人情報が漏洩してしまう可能性が高まってしまいますし、企業側が隠蔽した場合には私たちには知る由もありません。
しかし、Web3.0ではこのような”第三者による個人情報の管理”から”個人情報は個人で管理する”という仕組みに変化すると言われています。
例えば私たちはこれまでサービスを利用する際に様々なアカウントを作成する必要がありましたが、Web3では『ウォレット』というアカウントを作成するだけで様々なサービスにログインできるようになります。
2023年現在では『Metamask』などの”暗号資産ウォレットを一つ作成して、様々なブロックチェーンアプリケーションに接続してログインする”という形がすでに成立しています。
要するに、インターネットに利用時に特的の企業を介さずに直接サービスに接続できる。そして個人情報は自分の端末によって保管されるので第三者による漏洩のリスクがな少なくなる。ということが言えます。
今までは”AppleIDでログインする”などで
金融プラットフォームが自由になる
DeFi(分散型金融)は従来の金融システムとは異なる金融システムです。
DeFiではブロックチェーンとスマートコントラクトを利用して、中央管理者や仲介者を必要としない金融サービスのことで、インターネット環境があれば誰でも利用できます。
DeFiが普及することによって従来の国や大手銀行による中央集権的な金融体制から特定の管理者のいない非中央集権的な体制が確立され様々な様々な恩恵を受けることができるようになります。
- 自由なプラットフォームで 利用者や提供者が増える
- 仲介手数料などを金融機関に支払う必要がなくなる
- ブロックチェーンにより透明性や効率性が向上する
DeFiはインターネットさえあれば簡単に利用することができますし、ブロックチェーン情報を追跡することによる取引履歴の管理などによって高い透明性が担保されているのでより自由な金融が実現されるでしょう。
ですがDeFiといってもメリットばかりではなく、規制の問題や詐欺などのリスクが高くなることがデメリットとして懸念されています。
- 自由なプラットフォームで 利用者や提供者が増える
- 仲介手数料などを金融機関に支払う必要がなくなる
- ブロックチェーンにより透明性や効率性が向上する
などのような問題も抱えていることがから従来の金融システムとの融和が今後の課題となってくるでしょう。
DeFiに興味がある場合は、まず暗号資産を購入し、暗号資産ウォレットと分散型取引所に登録する必要があります。DeFiの代表的なサービスには、レンディング、ステーキング、イールドファーミングなどがあります。
金融機関を間に挟まない自由な”送金”や”金融プラットフォーム”の可能性を実感できると思いますので、ぜひ一度は体験していただきたいです。
デジタルコンテンツの非代替性が証明可能に
ブロックチェーンの技術により”NFT(非代替性トークン)”というものが近年登場するようになりました。
NFTとはデジタルコンテンツをブロックチェーンと紐付けることによって”そのコンテンツが唯一である”ということが証明できるようになります。
これによりデジタル画像や楽曲などを”数量限定”といった形で限定発行形式で販売することができるようになるなど新しいビジネスモデルが構築されていくことが期待されています。
またNFTが世間に普及することによって以下のような新しいものが生まれてくると考えられれています。
- 身分証明証のデジタル化
- ゲーム内のアイテムの資産化
- 著作権を無視した違法な複製の禁止
NFTが世の中に普及することによってインターネット上のコンテンツに限らず現実世界においてもいろいろな変化が生じると予想されますので、今のうちにNFTについて押さえておくと将来的に役に立つでしょう。
セキュリティの向上
ブロックチェーン技術が普及することによってインターネット上でのセキュリティ向上が見込めます。
インターネットの普及に伴って個人情報をインターネット上に保管することが多くになりましたが、それと同時に個人情報が漏れてしまうというリスクも高まっています。
インターネット上には通信を暗号化したりとプライバシーを保護する仕組みが使われていたりするのですが、そこにブロックチェーンを導入することによってセキュリティをより強固にすることができるのです。
ブロックチェーンを取り入れることによってセキュリティがより堅牢になる理由としては以下の二つの暗号技術が使われていることに由来します。
- 公開鍵暗号技術:電子署名を用いて相手との安全な取引を可能にする
- 台帳情報の共有:取引の透明性とプライバシー保護の両立を可能にする
公開暗号技術では、他者に公開する”公開鍵”と暗号化された通信を解読する”秘密鍵”という二つの”鍵”を用いてデータの送受信を行います。
”秘密鍵”は自分しか把握できないため”世界で自分だけ解読できるデータの送受信”が行えるようになります。
さらに実際に取引された内容はブロックチェーンに記録されるため、世界中の人が取引が正しく行われたことを証明してくれるためよりセキュリティ面で堅牢になるのです。
基本用語
上記では”Web3.0”が普及することによってどのようなサービスや未来が訪れるのかについて簡単に解説させていただきました。
続いては、Web3.0を理解する上で知っておきたいキーワードの紹介をしていきたいと思います。
- NFT(非代替性トークン)
- Metaverse(メタバース)
- DeFi(分散型金融)
- GameFi(ゲーミファイ)
これから紹介する内容はすでにある程度に実用化が進められており、今後さらに普及していくことが予想されています。
しっかりと基本を押さえておきましょう。
NFT(非代替性トークン)
NFT(Non-Fungible Token-非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を使って作成された、独自の価値を持つデジタルアセットのことです。NFTは、仮想的なアイテムやアート作品、音楽、動画、ゲームアイテムなどを表すことができます。
NFTは、そのデジタルアセットが独自の証明書を持っていることが特徴で、それによりそのアセットが本物であることが証明されます。
これによりこれまでは複製可能であったデジタル画像などにも希少性という付加価値を落とし込むことができるようになります。
また、NFTはOpenSeaやRaribleといったNFTマーケットプレイスで取引が可能となっています。
NFTの市場は、最近急速に拡大しており、注目を集めています。
- OpenSea
- Rarible
- SuperRare
- Foundation
- tohuNFT
- LINE NFT
- Coincheck NFT
- HEXA(ヘキサ)
- Rakuten NFT
Metaverse(メタバース)
メタバースとは、仮想現実空間のことを指します。
つまり、現実世界ではなく、完全に仮想的な空間です。メタバースは、3Dグラフィックスや音声、およびネットワーク技術を利用して構築され、様々なデバイスを通じてアクセスできます。
メタバース上では自分のアバターを用いて、他人とコミュニケーションを楽しんだり、仮想空間での活動を通じてゲームを行うことによって仮想通貨を得ることができたりします。
また、メタバースは、ビジネス、教育、エンターテイメント、社交など、多くの分野で利用されていくことが期待されています。
最近では、メタバースを利用したプラットフォームやアプリケーションが登場し、注目を集めていますので、近い将来に学校教育などでメタバースが用いられる日が来るかもしれません。
- The Sandbox($SAND)
- Desentraland($MANA)
- EverDome($DOME)
- Blocktopia($BLOK)
- XANA($XANA)
- COSMIZE($ASTR)
DeFi(分散型金融)
DeFiとは分散型ファイナンス(Decentralized Finance)の略で、中央集権的な金融機関を介さずに、ブロックチェーン技術を使用して、仮想通貨を活用した金融サービスを提供することを指します。
これにより、誰でも世界中から金融サービスを利用できるようになり、取引手数料が低くなったり、高い金利を得たりすることが可能になります。
- DEX(分散型取引所):非中央集権の仮想通貨取引所
- レンディング:仮想通貨の貸し借り
- リキッドステーキング:預けた分に応じて代替トークンを付与
- ステーブルコイン:法定通貨の価格との連動を目指す
- ブリッジ:異なるブロックチェーンの移動
- デリバティブ:ブロックチェンの金融派生商品
GameFi(ゲーミファイ)
GameFiとは、ゲームとDeFiを組み合わせた新しいビジネスモデルで、DeFiによって得られたトークンや仮想通貨をゲーム内で使用することで、ゲーム内での収益やアイテムの所有権を得ることができます。
GameFiが普及することによって”ゲームをしながら稼ぐ”という生活が可能になります。
例えばゲーム内で発見したレアアイテムを売却して収益を得たり、大会などに出場して賞金として暗号資産を得ることができるようになったりします。
暗号資産は日本円などの法定通貨に交換することが可能なため、近い将来にゲームだけで生計を立てていく人が現れる時代が来るかもしれません。
- Axie Infinity(アクシーインフィニティ)
- Sorare(ソラレ)
- STEPN(ステップン)
- Sweatcoin(スウェットコイン)
- PolkaFantasy(ポルカファンタジー)
- CryptoSpells(クリプトスペルズ)
- 資産性ミリオンアーサー
- The Sandbox(ザ・サンドボックス)
- Decentraland(ディセントラランド)
- 元素騎士オンライン
Web3に必要なもの
Web3に必要なもの
Web3は今後、従来のインターネットと融合していき世界中の多くの人が利用する仕組みとなると考えられますが、現時点では少々ハードルは高めです。
その理由は、既存のWeb3サービスのほとんどは”暗号資産(仮想通貨)”が必要となるためです。
暗号資産はまだ世界的に見ても発展途上で利用している人が少ないため、周囲にアドバイスを求められる人も少ないのでなかなか最初の一歩を踏み出すの不安です。
それでも”Web3の世界に踏み入れたい!!”という人に向けて『We3を始めるために必要なもの』を最低限紹介していきたいと思います。
- 暗号資産取引所の口座
- 暗号資産ウォレット
暗号資産取引所の口座
暗号資産の取引を行うにあたっては国内の暗号資産取引所で口座開設を行う必要がります。
国内取引所は海外取引所と比較しても安全なため、基本的にはどこを利用してもいいのですが、初心者向けとして『Coincheck(コインチェック)』という取引所をオススメしておきます。
Coincheckは直感的に使いやすい画面であり、初心者の人でも安心して仮想通貨取引を始めることができます。
口座開設もの平日であれば『最短1日』で行えますし、デメリットも一歳ないないので『取り敢えず作っておこう』というくらいの軽い気持ちで作成してしまいましょう。
- 最短1日で口座解説が可能ですぐに取引が始められる
- アプリのダウンロード数がNo.1で多くの人が使用しているから安心
- 分かりやすいデザインで直感的に操作をできる
- 500円からビットコイン等の仮想通貨を購入できる
- 暗号資産交換業で初めてカスタマーサポート対応において最高評価の三つ星を獲得
暗号資産ウォレット
Web3を始める上で必要となってくるのが”ウォレットアプリ”です。
ウォレットアプリとはその名前から予想できる通り”暗号資産トークン”を保管できるアプリでして、Web3のサービスを利用するには絶対に必要になってきます。
- 暗号資産を保管する
- NFTなどのコンテンツを保有する
- Web3ブラウザを用いてサービスを利用する
また、ウォレットアプリには基本的にお財布機能の他に”Webブラウザ機能”が搭載されています。WebブラウザとはiPhoneで言うところの”Safari”やAndroidの”Chrome”みたいなものです。
Web3に対応したインターネット上のサービスには必ず『ウォレットを接続する』と言うボタンが搭載されています。そこに作成したウォレットを接続することによって”自分が保有している通貨の量”や”アカウント情報”を反映せることができるのです。
ウォレットを利用する際の注意点
暗号資産ウォレットを利用する際には注意すべき点がいくつか存在します。
暗号資産分野の中で最も初心者にとって難しいとされているのが『入出金』と言われています。
暗号資産を送金する時にはそれぞれのウォレットに割り当てられ固有の文字列を利用するのですが、これがまた『複雑ランダムな文字列』でして、一文字でも間違えれば送金ミスとなり暗号資産を失います。
最近では『コピー&ペースト』での入力が主流となってきたので、入力の際の問題点は克服されてはいるのですが、『ネットワークの選択』等のミスの要因となるものはまだ複雑です。
- 仮想通貨ごとにネットワークが異なるため”入庫する仮想通貨がどのネットワークに含まれるのか”を把握して指定しなければ全額失う可能性がある
- ウォレットのWebブラウザ機能を用いて詐欺にサイトにアクセスすると”パスワード抜き取られて仮想通貨全額を失う可能性がある
- ウォレットを作成する際の”シークレットフレーズ”インターネットから隔離するために必ずノートなどに物理的に記載して保管する
- 設定したパスワードを絶対に他人に公開しない
また、Web3の分野において全ての情報がネットワーク上で保管されるため、新しい手口の詐欺やハッキング手口が存在します。
これらの手口に関してはまた別の記事で解説しますが、これからWeb3の分野に足を踏み入れる人は注意しておきましょう。